今日も今日とて、Salesforce Live: Japanを見ながらカタカタと仕事をしていました。
今日は3日目。この祭りも明日で終わりかー。
この日の目玉セッションは、「より良い地球環境のために、国と企業ができること」。
Salesforce Live: Japanでは、1日の1コマ目は基調講演で、ゲストを招き、ビジネス中心の話。最後のコマは、世界の動向を踏まえ今後の日本が今後どのように変化していきたいか、
登壇者は、
- 小泉 進次郎 氏(環境大臣 気候変動担当、内閣府特命担当大臣(原子力防災)、衆議院議員(4期))
- 堀 潤 氏(ジャーナリスト)
- 小出 伸一 氏(セールスフォース・ドットコム 代表取締役会長 兼 社長)
豪華ですね、さすがセールスフォース。
セッションは小泉進次郎氏の再生可能エネルギーと脱炭素化の話でスタート。
お恥ずかしい話、カワタは環境問題に興味はありつつも明るくはなく、最新の動向などもあまり知りませんでした。
菅首相が、2030年度の温室効果ガス削減目標について、今までの13年度比26%から46%に引き上げるよ!と打ち出したそう。
これは世界的に脱炭素化の動きがどんどん加速していて、欧米が中心となって地球温暖化対策が盛り上がり、欧州主導で貿易や投資に関するルールづくりが進んでいることへの危機感のためだとか。日本も国際競争力をこれ以上失わないために、達成の見通しは立たなそうではあるけど、目標だけでも足並みをそろえておかねば!ってことなのでしょう。
そして、再生可能エネルギーの利用が諸外国に比べて遅れているといわれている日本。
今後、GAFAMといわれるような世界を代表する企業をはじめ、再生可能エネルギーの利用など、ビジネスをする上で使うエネルギーを地球に優しいものにしない企業とは仕事をしない、という世界線が近づいてきているのだとか。
世界の中で地球のことを考えない企業は、取引してもらえなくなり、世界経済の中で生き残れない…。
よい流れとも思うし、少しドキドキもする…。
カワタは、環境問題に関して気に入っている考え方があって、これがこちら。
地球は子供たちからの預かりものであり、きちんと使ったら未来の子供たちにいつかお返ししなければならない。
確か、何かの書籍に書いてあった表現だと思います。
この考え方がすごく素敵だなと思って、よく思い出します。
私は一時期、ミニマリストを目指していたことがあり、不用品をたくさん処分した経験があるのですが、なんとか地球の負荷にならないように手放すことを意識していました。
そして、物が減ったあとは、本当に必要なもの以外は買わないように、これを買ってちゃんと使うか、これを買って帰った時、代わりに何を捨てるかとかぐちゃぐちゃ考えて買わないようにしたり。出すゴミは1gでも少ない方がいいと本気で思っていました。
当時の考え方はかなり板につき、ミニマリストを諦めた今もかなり役に立っています。
今のままだと、地球を子どもたちに健康な状態でお返しすることはかなり難しそう…。
他にも小泉氏は知らなかったでは済まされない、環境問題の情報をいくつも言っていました。
- 日本の衣服の98%は輸入。服を作るのには水も使うし、輸入の時にエネルギーも大量に使う。そうしてコストをかけて輸入した服の半分は、一度も着られることなく焼却処分されている。
- WFPが世界へ食糧支援している食糧の1.5倍の量を、日本はフードロスを出している。
(日本が年間で出すフードロス2000トンの1/10の食糧で、栄養失調で亡くなる子供たちを救うことができる) - 日本は資源に乏しい国といわれ、外国からエネルギーの元となる資源を買っている…年間17兆円(教育にかける予算はおよそ6兆円、3倍近い)も!!!
- 地球温暖化が原因とされる異常気象のために自然災害が増えたことが一因となり、農畜産物の生産被害が出て、飢餓で亡くなる人数が増加に転じている
このまま地球環境を変えないと、飢える未来があるんです。
私の日頃の情報収集が甘いだけなのかもしれませんが、かなり感化させられる情報盛りだくさんで、仕事そっちのけでかじりついて聞いていました。
再生可能エネルギーを使用していない企業は仕事を失う。こちらの方が個人的には現実的で、失業するかもな…という気持ちはまだ分かるのですが、飢えるかもしれない、というのはちょっと想像しにくいレベルになっています。
他にも、こんなこともいわれていました。
このまま行くと、今世紀中に、日本の8~9割の砂浜が地球温暖化の影響で失われる。
私は神奈川県育ちで、江ノ島が好きでよく行っていました。江ノ電から見えるあの浜辺も、70年後とか、もっと早い段階で消えてなくなってしまうかもしれない…。考えると、自分が飢えるよりリアルに、悲しい感じとか、タダ事ではないことが着々と進行していると感じました。
消費行動を変えることで、地球環境の悪化を少しでも減速することができるかもしれない。
本当に必要なもの以外買わないことが、未来の地球環境を守ることにつながるかもしれない。
発信することで、誰かにも、地球環境に興味を持ってもらえるかもしれないと思って、この記事を書きました。
何か一つでも、地球のためになる行動が取れたらいいなと、私自身も強く思います。