新卒でどこの会社に就職するかってすごく重要ですよね。
私は新卒での就職活動に見事失敗し、しかもそのリカバリーにも失敗した勢なので、その体験を書いてみます。
入る前に何か違和感を感じたら、その会社には入らない方がいい
人間の直感て、熟考に比べて軽んじられることもありますが、個人的には結構あってると思うんですよね。
虫の知らせの虫、優秀説。
入社しようとしていたその会社は首都圏にあるドベンチャー起業で、諸々のことがなんとなくで成り立っている営業会社でした。
私はweb制作の部署に入りますが、まずは修行と称してグループ会社の派遣会社を介してケータイ販売に従事。
ケータイ販売の時点でマジでイケてない、少し知識ある人だったら一発アウトですよね…。呆
今思えば、このケータイ販売期間で心折られて、メンタルが鈍くなったのかもしれません。
ケータイ販売の任期が終わったら、まずはwebデザイナーとして働き、最終的にはweb制作をヒアリングから公開まで一貫してみられるディレクターを目指す感じでした。
キャリアプランは入社後にしばらくして聞いた話ですけどね。
入社前は入社後に上司となるチーフデザイナーと、その下のマネージャーの人の2人と主に連絡を取っていました。
入社する会社のことを親に説明しようとして、社保の詳細を上司の方に聞いたんですね。
今思えば、当時学生だった私の質問の仕方にも問題はあったのかもしれません。
ですが、返ってきた答えに私はびっくりして、ちょっと言葉を失いました。
入社前からそんなこと聞いてくるようじゃ、一緒に働けなくなるよ。
後からわかるのですが、その人は社会に出てから色々と苦労した人で、他人とのコミュニケーションに若干問題がありました。
苦労してきた過去の自分を正当化するために、会社が福利厚生を提供することが当たり前のように聞いてきた私に対して心がざわついたのかもしれません。
なんにせよ、新卒で不安ながらに社会に出ようとしている人に、そういえてしまう人がいる会社でした。
会社の本質とをこの時見抜けなかった私のミスだなあ、と今は思います…(反省)。
良し悪しではなく、会社のタイプが自分とは合わないと直感的に思ったのですが、自分の直感に自信がなく、そのまま入社してしまいました。
この衝撃的な返信を受け取った時、私はすでに大学を卒業して職場の近くに部屋を借りていて、本人としてはもう後戻りできない気がしていたのです。
いや、別に実家に戻ってもよかったし普通に就活やり直せよと今は思いますね。笑
当時は、東日本大震災の翌年で、就活生の私にとっては状況は逆風だったように思いました。
また、私は美大生だったため、卒業制作に力を入れたく、就活の時間をもったいないと思っていたのです。
本当に愚かでした…社会でこれから長く働く、最初の場所を選ぶ貴重な時間をケチったのは。
最初に自分にフィットする会社で、社会人としての最初のセットアップができるようにすることの重要性を本当にわかっていませんでした。
結果、私は貴重な20代を1社目の会社で過ごした
入社してからは、たくさんの理不尽と薄給、自分の力の及ばなさ、成長の遅さに苦労しました。
社会に出て初めて働くのは、多くの人にとって高い負荷のかかることだとは思います。
ですが、すぐ退職し、第二新卒として再出発する選択肢もあったなあと冷静になった今は思います。
時は金なりです。
やりがい搾取のお手本のような状況でした。
自分より辛い人も沢山いるとか、薄給でも暮らせているから…とか自分をごまかしながら悶々と働くのはなかなかに辛かったです。
結論:経済的余裕が精神的余裕につながり、初めてちゃんと未来のことも考えられる
なぜそうなったのか。今だからこそはっきりいえることは、
貧すれば鈍する。
これはガチです、テストに出ますよ。笑
右も左も分からないで社会に出たばかりの精神的負荷があり、ただでさえ無い自信がさらに削られていくだけでも大変なのに、その上経済的に余裕がないと、正常な判断ができなくなります。
転職なんて若い方が有利なのに、30代を目の前にするまで決意できませんでした。
会社を辞めたら同僚が困るとか、自分にできることなんてないとか、また変な会社に入ってしまったらどうしようとか…他にもいろんな言い訳を大量に思っていた気がします。
脳みそは、行動しないための言い訳を延々探し出して、ずっと囁いてきます、マジで。笑
給料が安くて嫌なことを、欲しいものが買えないという人もいますが、私は貯金が大好きなので、何より貯金ができないのが辛かった…。
転職してからは、毎月コンスタントに貯金ができて幸せです。笑
私は心配性なので、貯金は一定額ないと安心できないというのも当時の気づきの一つです。(気づくの遅っ)
ただ、額は少なくても、ちゃんと工夫すれば前職の給料でも貯金は可能だったんですよね。
まさに鈍していて、振り返ると無駄な出費が多かったです。
出費に対して無神経すぎて、赤字じゃない月の方が珍しいくらいでした。笑
その頃何を食べていたかほぼ覚えていないところを見ると、割高なお惣菜やインスタント食品を買っていたんだろうなと後悔します。
全然意味ない自己啓発セミナー行っちゃったりとか。
無理のない節約生活には、心の余裕=そのためには最低限の経済的余裕が必要なのかもしれません…矛盾にも聞こえますが。
お勉強代とはいえ、マジで無駄だったなあ…。
転職できて経済的余裕も以前よりできた今、初めて未来のことに考えが及び、投資などにチャレンジできました。
目の前の生活でいっぱいいっぱいだと、マジで将来の経済状況を心配できないんですよね…。
生活費をミニマムにすることである程度の貯金は可能だと思うのですが、額があまりにも少ないと個人的にはテンション上がらないです><
今はおかげさまで1社目での反省点を生かし、無事転職でき、貯蓄体質になれたので、転職のエピソードはまた別で記事を書こうと思います。