最近は以前ほどYouTubeを垂れ流すこともなく、本を読んだり映画を見たりしている時間が多いのですが、久しぶりにYouTubeで普段見ない系統の動画を見ました。
AKB48の柏木由紀さんの動画です。
続々と芸能人がYouTubeを始めて、おーこの人も始めたのかといろいろな芸能人の動画を見かけはしますが、サムネを見過ごすだけで動画を見たことはほぼなく。私が無意識に見た動画は、柏木さんが演出を手掛けたAKB48のライブの解説をする生配信でした。
柏木さんは、AKB48全盛期の時に見かけた記憶はありますが、特に興味を持って見ていたわけでもなく、人となりも知らない笑。私が最後に見てから7〜8年経つはずなのにほぼ変わらない容姿で（スゴイ、芸能人が老けないって本当！！）、メンバーのこと、衣装のことなどをアツく（アツすぎてマシンガンに）語っていました。
カワタは好きなものをアツく語っている人を見るのが好きなので、そのまま流しながら他の作業をしていました。
すると、話のそのライブは、17ライブ（いちななライブ）というアプリで期間限定でアーカーブ配信されているとのこと。しかも配信は5月中まで。
これまた珍しく、無料なら見てみるかという気持ちになるカワタ。
早速アプリをスマホに入れてみる。
誰でも気軽に無料でライブ配信ができるというイマドキ感（今更か）のあるアプリがスマホに入り、適当にいじっていると目的のライブを発見。
見つけると、AKB48は3本のコンサートをアーカイブにあげており、峯岸みなみさんの卒業コンサートも一連の流れで開催され、ちょうど見られるようになっていた。
気づくと峯岸みなみさんの卒業コンサートの方を開いて、スマホの画面を横にして暗転したコンサート会場の映る画面を見ていました。
もちろん今のAKB48を一切知らないので、峯岸さんと柏木さん以外誰なのかわからない笑。けど、何かこのコンサートは特別なんだという雰囲気があって、知らない人たちが知らない曲を歌っていてもなんだかんだ見ていられる。
峯岸みなみさんはYouTubeで動画を見たことがあって、素直で愛嬌のある人というイメージでしたが、踊ったり歌ったりしている姿を見るのもこれまた7〜8年ぶりな気がする。彼女に至っては、以前と変わらずというか以前よりも綺麗になったような。
そのままコンサートは進み、先に卒業していった豪華OGメンバーがどんどんステージに登場。みんなカワタでもわかるような当時の楽曲を歌って踊りつつ、卒業のお祝いをいったり卒業後の近況がわかるようなセリフやトークを披露するのですが。
何の思い入れもないはずなのに、そういうのを聞いていると涙が出てくるんですね…驚。
特に誰のファンでもないのに。
特に、やっぱり大島優子さんは貫禄というか、ツボを押さえたパフォーマンスがさすがで、演出も相まって普通に感動ものの映画でも見たかのように涙腺が緩む緩む笑。
最後の方は特に卒業ソングっぽい曲を1期生ゲストと歌い（峯岸さんは1期生最後のAKB48の卒業とのこと）、涙を誘う（泣いている人を見るともらい泣きするタイプ）。
そういえば結婚式とか、新婦さんが知らない方でも、両親への手紙を読むシーンてウルってきますよね、あれと同じですね…。
そして、一通り涙が引いて思ったことは、やはり秋元康はファンの喜ばせ方、つかみ方、盛り上げ方をわかってる！と実感。
今回初めて配信でアイドルのコンサートを見たので知りませんが、期間限定とはいえ最新のコンサートを無料配信は時流に合った露出の仕方なのではないでしょうか。
そもそもAKB48の「会いに行けるアイドル」というコンセプト、成長過程も含めてパフォーマンスとし共感を呼び、握手会にいけば推しのアイドルと直接コミュニケーションが取れるという一連の活動の広げ方がさすがとしかいいようがないのですが、当時にしては珍しくYouTubeでも公式で楽曲のPVを見られたのですよね。
音楽を曲ごとに配信で買ったり、PVはシングルの初回限定版を買ってお金を出してみるものというのがまだ主流の当時、曲はYouTubeでも見られるので新規ファンの獲得につながり、ファンになった人が次はCDを買って本人に会いに行く…という形で収益を伸ばし、世に存在が知られていけば憧れて研究生になる女の子も増えて…と。そのスパイラルでどんどん拡大していったんだと今思うと、秋元康さすがにスゴイなと改めて思ってしまいました。（当時はまだギリギリCDを売る空気があったので、新曲のシングルCDに握手会の参加券を封入して、それをファンが100枚とか買って握手会に通いつめる…なんて構図もあった。「握手会 買うとCD ついてくる」なんて皮肉川柳もあったような…笑）
最近はAKB48よりも、坂道アイドルグループの方が勢いがあるとかいろいろ聞きますが、久しぶりに若い女の子が頑張っている姿を応援するのもいいなと思いました。今更ながら、秋元康ワールドのアイドルにはまるかもしれません。
